目的
トリガーを構成する要素について説明します。各要素の定義、設定による効果について確認できます。
前提
各要素の定義についてご確認ください。
要素名 | 定義 |
トリガー名 | トリガーのタイトルです。トリガーが検知したい内容を表すわかりやすい名称をつけていただくことを推奨しております。 |
実行頻度 | トリガーが検知をする頻度です。特定月にのみチェックしたい場合、実行する支給月を制御することができます。 |
検知内容 | トリガーが検知する条件です。検知内容で設定した条件に合致する従業員を抽出することができます。 |
起票時期 | トリガーが検知した時に、いつの支給月の給与連絡票とするのかを制御する条件です。 |
起票カテゴリ | 検知して作成された給与連絡票のカテゴリです。作成される給与連絡票に適するカテゴリを選んでください。 |
起票内容 | 検知作成された給与連絡票の連絡内容です。生成する情報を制御することができます。 |
影響項目 | 検知された給与連絡票が影響を与える給与計算結果カテゴリの項目です。作成された給与連絡票が、どの給与計算結果に関係しているのかを制御します。 |
効果
各要素の設定による効果を説明します。
トリガー名
トリガー名はトリガーのタイトルとして表示されます。トリガーの区別をする際に利用します。
実行頻度
実行頻度の詳細な設定効果について説明します。
要素名 | 効果 |
毎月 | トリガーは毎月、検知実行されます。 |
月指定 | トリガーは指定した支給月のみ、検知実行されます。
「実行する支給月」にチェックをつけた月が実行対象月になります。 |
検知内容
検知内容の詳細な設定効果について説明します。
日付型の項目について
要素名 | 効果 | 選択肢 |
項目 | 項目で設定した従業員情報を検知することができます。 | ・全ての標準項目(日付型) ・全てのカスタム項目(日付型) |
比較演算子 | 比較演算子で条件の制御を行うことができます。 | ・等しい |
比較方法 | 項目で設定した従業員情報を比較する対象を決めることができます。 | ・固定値と比較 |
日付比較 | 比較演算子で比較する対象を指定することができます。例えば「年のみ指定」の場合、設定する年に対して、比較演算子による比較を行うことができます。 | ・年月日指定 |
対象月からの経過月数 | 日付比較で「相対的に指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 整数を設定できます。 -1、1、3 |
日の指定 | 日付比較で「相対的に指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 1日から31日までと月末を設定できます。 |
比較する日 | 日付比較で「日のみ指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 1日から31日までと月末を設定できます。 |
比較する月 | 日付比較で「月のみ指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 1月から12月までを設定できます。 |
比較する値 | 日付比較で「年のみ指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 自然数のみを設定できます。 |
比較する日付 | 日付比較で「年月日指定」を選んだ場合のみ設定できる項目です。 | 日付のみを設定できます。 |
テキスト型の項目について
要素名 | 効果 | 選択肢 |
項目 | 項目で設定した従業員情報を検知することができます。 | ・全ての標準項目(テキスト型) ・全てのカスタム項目(テキスト型) |
比較演算子 | 比較演算子で条件の制御を行うことができます。 | ・等しい |
比較方法 | 項目で設定した従業員情報を比較する対象を決めることができます。 | ・固定値と比較 |
比較する値 | 指定した値に対して比較演算子の比較を行うことができます。 | 任意の文字、数字を入力できます。 |
数値型の項目について
要素名 | 効果 | 選択肢 |
項目 | 項目で設定した従業員情報を検知することができます。 | ・全ての標準項目(数値型) ・全てのカスタム項目(数値型) |
比較演算子 | 比較演算子で条件の制御を行うことができます。 | ・等しい |
比較方法 | 項目で設定した従業員情報を比較する対象を決めることができます。 | ・固定値と比較 |
比較する値 | 指定した値に対して比較演算子の比較を行うことができます。 | 整数を入力できます。 |
起票時期
起票時期の詳細な設定効果について説明します。
要素 | 効果 | 選択肢 |
起票時期の起点 | 起点から給与連絡票が対象する支給月を計算することができます。 | ・トリガーの検知実行月 |
nヶ月後 | nの値によって、起点が属する月のnヶ月後の支給月を対象とする給与連絡票として生成することができます。 | 整数を入力できます。 |
起票カテゴリ
起票カテゴリは、トリガーから生成された給与連絡票を検索する際に活用します。
カテゴリ一覧 |
入社 |
退職 |
所属異動 |
役職異動 |
その他異動 |
労働条件変更 |
家族情報 |
所得税情報 |
慶弔 |
住民税情報 |
通勤情報 |
口座情報 |
住所変更 |
その他身上変更 |
産休・育休 |
介護休業 |
傷病休職 |
その他休職 |
復職 |
給与改定 |
手当変更 |
経費精算 |
前月精算・遡及 |
社保料変更 |
勤怠情報 |
賞与情報 |
その他 |
連絡票一覧のページでは、生成された連絡票ごとにカテゴリが付与されています。
カテゴリごとに検索を行うことも可能です。
起票内容
起票内容に記載した内容が、生成された給与連絡票の連絡内容の項目に出力されます。
【記載ルール】
連絡内容の記載は自由にテキスト・数値を記述することができます。
{{従業員項目名}}のように「{{」で従業員項目名を左右を囲むとその時点での、対象項目の値を出力することができます。
「挿入する変数」で従業員項目名を検索して、項目をクリックすることで、連絡内容に変数を設定することができます。
影響項目
影響項目で設定した給与計算結果の項目と生成した連絡票を紐づけることができます。
【例】
・影響項目で「基本給(支給)」を設定する
・生成された連絡票の影響項目に「基本給(支給)」が設定される
・連絡票に影響項目が設定された状態で給与分析を実行すると、前月との金額差異の原因として連絡票が出力されるため、計算チェック時に差異原因を調査する手間がなくなるメリットがあります。